2016年8月22日月曜日

オーナー必見!アンケート調査で分かる部屋探し4つの真実とは?




賃貸の空室対策で大切なことは、お客さんのニーズ・ウォンツを知ること・そして行動パターンを知ることが重要です。これは、当社のある鹿児島でも東京でも変わりません。アンケート調査結果から、今時の賃貸の部屋探し4つの真実を検証します。



アットホーム㈱が30歳未満の学生・社会人の部屋探しのトレンド調査を行っています。

詳しくはこちら↓
http://athome-inc.jp/wp-content/uploads/2016/02/2016022202.pdf


今のひとり暮らしを考えるお客さんがどんなプロセスでどんなマインドで動くのか?それを知っておくことは、とーーっても大切です!

なぜかというと、
今日現在の鹿児島市内の単身向け(ワンルーム~1LDK)の空室情報は、なんと、16,310件!(件数は変動しますのであしからず)

『スーモ検索』 鹿児島市 ワンルーム・1K1DK・1LDK

これだけの空室の中から選ばれなければいけないからです。なので、今回はアンケートからお客さんがどのようなプロセスを経て、部屋を決めているかを見てみます。


①ネットで見た物件数は何件ですか?


(学生)
1位 6~10件 21.1%
2位 0件
3位 5件

(社会人)
1位 6~10件 22.3%
2位 51件以上
3位 21~30件

学生・社会人ともに「6~10件」が最多ですが、社会人は2位に「51件以上」!ネットであらゆる物件を見て比較・検討し慎重に探す傾向があります。


②お部屋を探した際に、実際に訪問した不動産会社は何社ですか?


(学生)
1位 1社 52.5%
2位 2社
3位 0社

(社会人)
1位 1社 48.3%
2位 2社
3位 3社

学生・社会人ともに「1社」が約半数という結果です!いかにネットで事前に調べて絞り込んでいるかが伺えます。


③お部屋を探した際に、内見した物件はいくつですか?


(学生)
1位 3件 23.6%
2位 2件
3位 1件

(社会人)
1位 3件 19.4%
2位 1件
3位 2件

学生・社会人ともに「3件」が最多。3位までの「1~3件」のシェアは、学生が71.9%、社会人が60.7%。全体では、3人に2人が3件以内で物件を決めています。


④実際にお部屋を探し始めてから契約までに掛かった日数は?


(学生)
1位 1日 17.7%
2位 1ヶ月くらい
3位 2週間くらい

(社会人)
1位 1ヶ月くらい 22.7%
2位 2週間くらい
3位 1週間くらい

学生は「1日」が最多。社会人は『1ヶ月くらい』が最多で、時間を掛けて部屋探しを行っています。


ま と め


社会人と学生では若干の違いがあるものの、以下のようなプロセスでお客さんは部屋を探して決めていることがわかりました。

1.ネットで「6~10件以上」の物件、特に社会人は50件以上の物件をを見て、慎重に物件を比較・検討。
2.比較・検討した物件の中から良さそうな不動産会社「1社」へ訪問。
3.訪問した不動産会社で「3件」の物件を見て、
4.部屋探しを始めてから「1ヶ月くらい」で、物件を決めて契約。

店舗へ来店されたお客さんは、スマホを片手にお気に入りに入れた物件を営業マンへ見せて、「この物件が気になるんですけど、お宅でも紹介できますか?」と質問します。

なので、あなたからすると、ネット上で少なくとも「6~10件」の中に選ばれ、お客さんのスマホにお気に入り登録されていなければいけません。

お客さんの行動プロセスを知れば、選んでもらうためにはどうすれば良いか?ということも見えてきませんか?



ビジネスの戦場の変化




賃貸仲介の現場では、「仲介(営業)力」の及ぶ範囲がどんどん少なくなってきています。それは、お客さんがインターネット上で一ヶ月近く掛けて、いろいろな物件を比較・検討し、スペックや相場感などを見極めてから来店するようになってきたからです。

以前の紙媒体での広告の時代では、市場に出る物件情報には限りがありました。広告費が高かったためです。なので、部屋探しのお客さんは、不動産会社に行かないと情報を得られませんでした。

しかし、今はインターネットによりほとんどの情報が市場に出るようになりました。お客さんと不動産会社との情報の格差がなくなってしまったのです。

更にスマートホンの普及により、どんどんお客さんは手軽に情報を得られるようになりました。今の賃貸の戦場は、不動産会社ではなくインターネット上で起きているといって良いでしょう。

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