2016年10月4日火曜日

全国の素晴らしい賃貸管理会社(2)


前回、全国の素晴らしい管理会社というテーマで、CFネッツさんを紹介させてもらいました。

今回は、
アート・アベニューさん。


この会社の社長さんは藤澤 雅義さんと言って、業界紙の全国賃貸住宅新聞にもコラムを書かれている有名な社長さんです。
藤沢社長は、オーナーズ・エージェントという不動産賃貸のコンサルティング会社も運営されています。

僕が「プロパティマネジメント」という概念を一番勉強させてもらったのは藤澤社長からです。
(とは言っても、社長の記事を読んだり、書籍を購入したりしただけですが・・)





この業界に長くいて、ずっとモヤモヤしていたものが、賃貸新聞のコラムや書籍を読んで
心がスッキリして、初めて管理の仕事にやりがいをもつことができました。

以下のコメントは、藤沢社長が、ホームページの代表挨拶で言っていたものです。
(今のホームページは、リニューアルされています。)

”何千万円、何億円という大きな投資をするというわりには、
世の中には、さして「入居者ニーズ」を考えず、「市場」を意識
せず、「勘」で建てられた賃貸物件が多いのではないでしょうか?”
”また、不動産の方は、空室期間が長くなると何の「提案」もせず、
簡単に「家賃を下げましょう」と安易なほうに流れてはいませんか?
これでは、オーナーの収益は下がる一方です。
建築業界の方も、不動産業界の方も「プロパティマネジメントの発想」
でやりませんか?”
”「プロパティマネジメント」とは、「収益の最大化を目指し、『提案』をする
プロフェッショナルな不動産マネジメント」のことです。
そして、それは完全にオーナーの側にたち、オーナーの収益確保を
最優先する「オーナーズエージェント(オーナーの代理人)」
でなければなりません。
さあ、ご一緒に頑張りましょう!”


僕らは資産の運営を任されている


例えば、5万円で20戸ある物件の管理をしていたとします。
そして、その物件が利回り8%で売れると仮定すると、(収益還元法)
 
100万円×12ヶ月=1200万円÷8%=1億5000万円

物件の価値はなんと1億5000万円にもなります。
僕らは、5万円の仕事をしているのではなく、1億5000万円もの資産
の運営を任されているのです。

さらに、藤澤社長の言葉のようにオーナーの収益を管理会社の力で最大化すること
が出来たら、

110万円×12ヶ月=1320万円÷8%=1億6500万円

毎月10万円の収益を改善できたら、その物件の価値は1500万円もあがることになります。

僕ら管理会社は、1億5,000万円もの大きな資産の運用を任されていて、それが
管理会社の力によって何千万円もマイナスにもプラスにもなるなんて!


仕事の付加価値を理解した瞬間



「なんてデカイ仕事だろう!もっと誇りをもって仕事していいのでは?」って思う
ようになったんです。

賃貸管理の仕事は、毎日の業務だけを見ると、クレーム対応や修繕手配、滞納督促
など決して前向きとは言えない仕事です。


ですが、その積み重ねによる経験とノウハウがオーナーの資産をより大きなものに
できるんです。

そう理解できてから、賃貸管理の仕事がとてもやりがいのある仕事に思えるように
なりました。自分の仕事の付加価値を理解した瞬間でした。

それからというもの、空室対策の為のリフォームを提案する場合は、『費用対効果』を
数字に落として、提案書も作るようになったんです。


それからです。
オーナーさんが僕の話に耳を傾けてくれるようになったのは。
現実的には毎月10万円の収入アップはできなかったにしても、この考え方を
オーナーさんにお伝えするようになって、オーナーさんとの関係がとても良く
なっていきました。

たぶん、「この人は物件の利益を上げようと考えてくれてる。」って思って
もらえたからだと思います。

従来の賃貸管理よりプロパティマネジメントの方が、絶対楽しくて、やりがい
ありますよ!オーナーの収益の最大化の為に・・・

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